【戸田ボート・SGクラシック】優勝戦1号艇・吉川元浩 涙のV以来のSGタイトル獲得へ

[ 2024年3月19日 19:14 ]

<ボートレース戸田 5日目>優勝戦で1号艇に乗ることになった吉川(撮影・木村 揚輔)
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 <戸田20日12R優勝戦>予選を1位で通過した吉川元浩(51=兵庫)が19日の準優勝戦12Rも逃げて制した。スタートはコンマ22の6番手だったが、1コーナーまでに力強く伸び返して先マイ。外5艇に付け入る隙を全く与えず、優勝戦1号艇もつかみ取った。

 「厳しい(スタート)隊形だったが、しっかり回れた。舟足はバランス型だけど特にグリップがいい。エンジンはかなり上位」。成績同様、仕上がりもトップクラス。予選トップ通過からの王道Vに向けて不安要素は見当たらない。

 クラシックは19年の戸田大会、20年の平和島大会と連覇している相性のいいSGだ。特にエース機とコンビを組んで制した20年は、吉川が「兄貴」と慕った松本勝也さん(享年48)がレース中の事故で亡くなった約1カ月半後。優勝後の記者会見で大粒の涙を流した。

 あれから4年。SGタイトルから遠ざかり、一時はSGの舞台からも姿を消した。だが、昨年7月の児島オーシャンカップで復活。直前の尼崎周年で10カ月ぶりのG1優勝戦進出も果たし、着実に復調している。涙の連覇以来、4年ぶりの栄冠は目前だ。

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