【競輪卒業記念レース　初日】適性入所ながら在所3位の高木萌那　決勝へ「全てをぶつけたい」

適性入所ながら在所3位の高木萌那
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　日本競輪選手養成所の第125回生（71人、2人欠場）と第126回生（19人）の卒業記念レース初日が5日、伊東競輪場で5年ぶりに有観客で開催された。男女ともに予選2回戦までが行われ、男子はナショナルチームにも所属する中石湊（19＝北海道）が4、1着で準決勝入り。女子は仲沢春香（22＝福井）と中島瞳（19＝埼玉）が連勝で勝ち上がった。きょう6日に男子は準決勝の後に決勝、女子は決勝が行われる。

　適性入所ながら女子在所3位でゴールデンキャップも獲得した高木萌那（19＝福岡）が1、2着で決勝入り。1回戦は最終Hから先行し完封。2回戦は後方に置かれ懸命に捲るも1/4車輪届かなかった。高木は「1回戦はこの開催が凄いと思ってほしくて思い切りよく行った。2回戦も徐々に良くなっていた」と振り返った。高校まで硬式野球で活躍。自転車経験はなかったが父・和仁（76期）と祖父・工藤元司郎（16期＝引退）の影響もあり競輪選手を志した。決勝に向けては「10カ月の集大成として全てをぶつけたい」と気合を入れた。