【阪神スプリングJ】主役はマイネルグロンも名ハードラーが春G1の前哨戦

[ 2024年3月6日 05:25 ]

中山大障害1着のマイネルグロン

 防衛か逆転か――。J・G2阪神スプリングジャンプで昨年の中山大障害1~3着馬が再び相まみえる。

 主役を担うのはもちろん、破竹4連勝で頂点をつかみ昨年の最優秀障害馬に選ばれたマイネルグロン(牡6=青木)だ。主戦の石神深が「心肺機能が本当に凄い。新しい障害界のスター」と評する“怪物”。放牧明けになるが、坂路で順調に調整を重ね、出来に不安なし。「競馬が近いことを馬が理解できている。かなり仕上がっているね」と好感触だ。「僕の中では3強ではなく1強。普通の競馬ができれば負けない。ライバルどうこうより、グロンにアクシデントがないように乗るだけです」。返り討ちの準備は整っている。

 一昨年の中山大障害を勝ってから不振が続いていたニシノデイジー(牡8=高木)は昨年中山大障害で復調を感じさせる2着。自慢の自在性と平地力で王者に一泡吹かし、完全復活を狙う。

 中山大障害3着エコロデュエル(牡5=岩戸)も素質は相当。昨秋の阪神ジャンプSは10着に敗れたが、飛越の精度が上がった今なら好勝負必至だ。

 春の大舞台、中山グランドジャンプを占う大事な一戦。名ハードラーたちの熱き戦いから目が離せない。

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