【奈良競輪開設73周年記念G3「春日賞争覇戦」3日目準決勝】(10R)新山 激戦突破だ

[ 2024年2月24日 03:30 ]

 奈良競輪開設73周年記念・令和6年能登半島地震復興支援「G3春日賞争覇戦」は24日、3日目を迎え10~12Rで準決勝が行われる。2日目二次予選は8Rで3人が落車するアクシデントがあったが、主力は順当に勝ち上がった。

 その中でも9秒1のタイムで圧勝した脇本雄太の強さは別格だ。正念場の準決3番勝負。注目は10R。S班の新山響平を主役に推したが、近畿作戦や波に乗る藤井侑吾がいて激戦は必至。11Rは古性優作が実力を発揮し南修二との大阪決着へ。12Rは脇本雄太が次元の違う加速力。三谷竜生を連れて豪快に。

 【10R・新山 激戦突破だ】
 <10R> 準決屈指の激戦。主導権争いは激しさを増すが、新山がS班の意地を見せよう。ライン2車でも得意な突っ張り先行もあり主役に期待したが、簡単には運べない。番手を回る北の切れ者・守沢の逆転勝ちは五分か。
 スクラム組む近畿4車が怖い。先頭の小森が強引に飛ばせば番手の中井太が一気に踏み込み、3番手で脚をためる東口との争いも。快調・藤井が笠松のガードで風雲を呼ぶ場面は注。
 (1)東口善朋 ひやひやしたが、何とか(準決に)勝ち上がれた。脚は問題ないです。中井太君へ。
 (2)新山響平 自分のペースで行けたが重たかった。うまく乗れていない感じでしっくりとは…。換えた車輪を戻そうと思う。自力。
 (3)笠松信幸 初日同様、藤井君の番手に。
 (4)松岡健介 藤井君が強かった。感じは良くなってきていますね。東口君。
 (5)守沢太志 僕がさばければもっと楽でしたね。セッティングも出ていないし良くはないです。新山君。
 (6)小森貴大 近畿の前で自力で頑張ります。
 (7)藤井侑吾 ラインで決まるように、しっかり自力。
 (8)西村光太 力みもなく脚もいい感じです。中部ライン3番手ですね。
 (9)中井太祐 態勢を整えなかった。体調は問題ない。話をして小森君の番手を回らしてもらいます。

 【11R・古性 全てが格上】
 <11R> 二次予選は7番手に置かれながら捲って人気に応えた古性。その脚なら他派の動きを見極め、勝負どころで踏み込み決める。マークは同郷の仕事人・南。近況面は良く(5)=(1)が大本線だ。気迫充実する三谷将が3番手から進出のケースは注意。松谷は近藤の仕掛けが頼りだが、差しの威力は五分。末木の一発も注。
 (1)南修二 (脇本の)踏み出しより加速に集中していました。口が空いたらダメですね。古性君マーク。
 (2)末木浩二 ペースが上がって苦しかった。転ばなくて良かった。調子は引き続きいいですね。自力。
 (3)嶋津拓弥 ここは松谷さんの後ろですね。
 (4)佐藤慎太郎 新山君はどんどんカカっていった。状態はいい。準決で連に絡めれば最高です。関東へ。
 (5)古性優作 周回中からきつかった。コンディションが良くない。シンプルに疲れていますね。自力。
 (6)近藤隆司 自力。
 (7)松谷秀幸 道場君が自分でやってくれた。難しい判断でした。近藤君。
 (8)小沼良 予定にない準決勝です(笑い)。末木君。
 (9)三谷将太 (地元で)声援が多くて、お客さんのおかげで1着が獲れたと思います。近畿の3番手。

 【12R・脇本 別格の強さ】
 <12R> 二次予選の脇本は7番手からぐんと加速。9秒1の出色のタイムで圧勝劇。デキは好調時に近いモノがある。準決も最後は豪快に制圧。三谷竜が特選同様にマーク。差すのは骨だが、追走しての(7)(5)が大本線。3番手の山本伸が集中して追走。菅田が捲りも用意し総力戦で活路。底力のある松坂や、鈴木庸も連なら注意。
 (1)松坂洋平 鈴木庸君が切ってくれてやりやすい展開に。自力でも戦える準備はしている。前でできる事を。
 (2)山本伸一 イレギュラーでしたね。道中余裕はありました。近畿の3番手。
 (3)鈴木庸之 セッティングをいじったら、感じが良くなりました。自力。
 (4)荻原尚人 堅次(佐々木)はいい先行をしてくれました。菅田君マーク。
 (5)三谷竜生 古性君とゴール前勝負かなと思ったがもっと詰める勢いでないと。そこは考えて。脇本君。
 (6)小林大介 鈴木君へ。
 (7)脇本雄太 消極的だったが、踏んでからは伸びている感覚はありました。気持ちを整えていけば結果は出ると思う。自力です。
 (8)海老根恵太 勝ち上がれていいと思う。松坂君。
 (9)菅田壱道 (スタート)ピット離れが良かったです(笑い)。自力、自在。

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