【日本ダービー】テン乗り鬼門も武豊には関係なし「そういう話が今年で終われば」数々の史上初達成の過去

[ 2023年5月24日 14:43 ]

武豊とファントムシーフ

 競馬の祭典、G1・日本ダービー(東京芝2400メートル)が28日に行われる。昨年、ドウデュースで制した武豊が今年騎乗するのは皐月賞3着のファントムシーフ(牡3=西村)だ。

 実戦で同馬の手綱を取るのは初めて。“テン乗り”でのダービー制覇は1954年ゴールデンウエーブが最後だが、武豊の輝くキャリアならジンクス打破は十分可能だ。

 初めてダービーを制したのが98年のスペシャルウィーク。翌99年はアドマイヤベガで史上初の連覇を達成した。02年のタニノギムレットでは史上最多となるダービー3勝目を挙げ、05年ディープインパクトで通算4勝とした。

 13年はディープインパクト産駒のキズナで8年ぶりの5度目の優勝。父とその産駒の2代にわたって同一騎手のダービー制覇も史上初だった。

 そして、昨年は53歳2カ月15日での史上最年長勝利で、史上初の50代ダービー制覇を達成。さらに20代、30代、40代に続き、50代でもVという大偉業で自身の最多勝を更新する6勝目を挙げた。

 ダービー史に刻んできた前人未到の足跡。24日の共同記者会見では、「周りからは、なかなかテン乗りはダービーを勝てないという話を振られるけど、そういう話が今年で終わればいいなと思っている」と話した。69年ぶりのテン乗りVで、史上初となる2度目の連覇、史上最多7勝を現実にする。

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