佐藤ほのか 女子野球世界一に輝いた元気娘

[ 2023年4月13日 04:55 ]

お気に入りのイラストの服を着る佐藤ほのか
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 【女神にキュン】底抜けに明るい。サービス精神も旺盛。ふと“女子版・西山貴浩”と頭に思い浮かべたら「西山さんは陸(おか)の上の師匠です」と即答。これからのボート界を明るくする元気娘が佐藤だ。

 「中村かなえさんと同じ中学だった縁で、かなえさんと同じ桑原将光さんに師事しています。大学のときの美容師さんが笠原亮さんと同じで、ボートレースを知りました。いろんなところに“師匠”がいます」

 小中学時代は男子に交じって、高校と大学は女子単独の硬式野球に没頭。女子野球では内野を守って世界一も経験した。指導者の道を志して教員免許(英語)も取得したが、自分の体格を生かせる男女平等のプロスポーツであるボートレースを知って方針転換。天職に巡り合った。

 「今でも池田雷太さんや山谷央さんたちの草野球チームに所属して、プレーは続けています。野球ではまだ輝けるので」
 ファンから頂いたという昭和後期から平成初期の人気アニメ“おぼっちゃまくん”をインスパイアしたイラストが大のお気に入り。ピットでは、同期や前後する期の女子選手もイラスト入りの服を着用していることが多い人気の品だ。仕事には厳しく、陸の上では明るく。オンオフをうまく使い分けて、個性派スター女子レーサーとしてのブレークを目指す。次走は15~20日の平和島ヴィーナスシリーズ。

 ◇佐藤 ほのか(さとう・ほのか)1996年(平8)4月3日生まれ、東京都出身の27歳。東京支部所属の127期生。20年11月に平和島でデビュー。21年9月の若松で初勝利。今期からB1級。同期に清水愛海、川井萌、登玉隼百、藤森陸斗ら。1メートル49、血液型O。

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2023年4月13日のニュース