【凱旋門賞】不ぞろいで重い芝の直線攻略が勝利の鍵 粘土質で排水難しいフォルスストレート

[ 2022年9月30日 05:30 ]

28日のパリロンシャン競馬場は降雨の影響もあり重馬場だった
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 28日午後はパリへ。決戦の舞台となるパリロンシャン競馬場を見学した。今週は本当に雨とのお付き合いが多い。この時もパラパラと雨粒が。この時点で馬場はベリーソフト(重馬場)。いい馬場でレースに向かいたい日本馬にとって、週末の天気は気になるところだ。

 馬場を担当するパリロンシャン競馬場のマネジャー、シャルル・ド・コルドン氏は管理の難しさを力説する。「場所によって下が粘土質だったり、土だったりする。フォルスストレート(偽りの直線)は粘土質で排水が難しい。当日の馬場はグッドトゥソフト(やや重)を目標としています」

 今年もオープンストレッチを使用してレースが行われる。直線で内にガバッとスペースが空く光景も、だいぶ見慣れてきた。実際に直線コースを歩くと芝は重く感じる。芝の生え方が不ぞろいで、日本馬にとって厳しい馬場には違いない。それを克服した向こう側に歓喜の初勝利が待っている。(仏シャンティイ・小林 篤尚)

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2022年9月30日のニュース