ダービーGPでエスポワールガイを全国区に

[ 2022年9月30日 05:00 ]

逃げ切りで黒潮盃を制したエスポワールガイ
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 【地方からの風】今秋のさらなる飛躍を誓って10月2日に盛岡で行われる「第35回ダービーグランプリ」(M1、2000メートル)に出走するのがエスポワールガイ(牡3=大井・市村)。8月大井で行われた黒潮盃を制して重賞初制覇。その前走は1200メートル戦の重賞・優駿スプリントで2着していたが、一気に距離を600メートル延ばしての戴冠は大きな可能性を感じさせた。

 1800メートルを逃げ切ったが「鞍上がうまく乗ってくれた。向正面でペースを落として気分良く走らせたのが大きかった。さらに距離が延びる今回の2000メートルはギリギリかな」と市村師はジャッジを下すが、もちろん仕上げに抜かりはない。前走時、体つきが一気に変わったと成長ぶりに目を細めていたが、厩舎で調整を続けたこの中間も、その好馬体を維持している。「どんな流れになるかは分からないが、能力を出し切る競馬でいい結果を期待したい」と同師は北へ視線を向ける。

 「3歳秋のチャンピオンシップ」の一環で、黒潮盃優勝馬がこのレースを勝つと1000万円のボーナス賞金が受け取れるというのも陣営にとって大きな魅力。“名誉とお金”のダブルゲットで、この馬の名前を一気に全国区にするつもりだ。

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2022年9月30日のニュース