アスクビクターモア ひと夏越して落ち着き、田村師「順調に来ている」

[ 2022年9月9日 05:00 ]

 【東西ドキュメント・美浦=8日】夏競馬が終わり、北海道に遠征していた騎手も戻って活気みなぎる美浦トレセン。番号だけでなく馬名も書かれた「重賞ゼッケン」を着けた実績馬の姿も増え、鈴木智は秋のG1が近いことを感じた。

 8日は弥生賞ディープインパクト記念の覇者アスクビクターモア(牡3=田村)がセントライト記念(19日、中山)への1週前追い。Wコース単走でラスト強め。5F66秒3~1F12秒0をマーク。田村師からは「馬場が悪かったので無理はしていない。いい感じで動けていたし順調に来ている。ひと夏越して精神的に落ち着きが出てきた」と笑みがこぼれた。

 春は皐月賞5着、ダービー3着。菊花賞獲りの期待が懸かるが「セントライト記念から先のことは決めていない。ただ、中長距離で活躍するならエネルギーの出し方を学ばないと勝てない。やみくもに走っていた2歳時と比べ、その配分がだいぶ分かってきた感じ」と確かな成長を感じている。復帰戦が楽しみな鈴木智だった。

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2022年9月9日のニュース