【津・ルーキーS】井上 今年初V、F2なんの「回り足がバッチリでした」

[ 2022年9月6日 05:00 ]

F2をものともせず優勝した井上
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 ボートレース津のルーキーシリーズ第14戦「スカパー!・JLC杯争奪戦」は5日、第12Rで優勝戦が争われ、1番人気の1枠・井上一輝(28=大阪)がF2をものともせず逃げ切って1着。昨年12月の宮島以来となる通算7回目、今年初となる優勝を飾った(津では昨年5月以来2V。ルーキーシリーズはデビュー初優勝だった19年4月の福岡以来2V)。なお、2着には栗城匠、3着は馬場剛が入り、3連単は2670円だった。

 強力なライバルにも打ち勝って、F2の井上が力強くVゴールを駆け抜けた。スタートこそコンマ16の6番手発進となったが「竹間(隆晟)君とお互いにペラのアドバイスをして、回り足がバッチリでした」という万全の舟足も味方して慌てず騒がずの立ち回り。トップS連発の栗城やチルト0・5度に跳ねた新開らに隙を与えることなく1M先制して押し切った。

 初戦で6枠での白星発進を決めると、2日目には連勝マーク。終わってみれば予選トップ通過から準優1着。しっかりと王道を歩んだ。また仕掛けの質にこだわって安定したタイミングを刻んだことも大きく、今後に向けての糧となるだろう。次節の鳴門一般戦(11~14日)を挟んで、多摩川ヤングダービー(20~25日)に参戦する。「気持ちを切り替え、ゼロから始めるつもりです」と意気込みを語る井上が、スリットに集中して大舞台でも存在をアピールできるか注目だ。

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2022年9月6日のニュース