【中山新馬戦】サルヴァトーレ 仕上がり順調、開幕週の高速馬場攻略へ自信 母系適性◎

[ 2022年9月6日 05:30 ]

Road to 2023

菅原明と初陣Vを狙うサルヴァトーレ(撮影・西川 祐介)
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 今週から中山、中京の2場開催となり秋競馬がスタート。来春のクラシックを目指す良血が続々とデビューする。中山ではスピード血統サルヴァトーレ(牡=和田正)が11日芝マイル戦で初戦Vを狙う。

 秋の中山の開幕週と言えば、スピードがものを言う高速馬場が名物。サルヴァトーレは、そんな速い芝にフィットしそうな母系が魅力だ。半姉に15、16年アイビスSDを連覇したベルカント。先月上旬から乗り込みを開始し、併せ馬では常に脚色優勢。「ゲート試験に受かってから、放牧を挟んで再調整。ここまでは順調。調教もいい感じで動けている」と和田正師。中山開幕に照準を合わせ、仕上がりも進んでいる。

 母セレブラールの産駒は、ここまでデビューした7頭全てが中央V。父サクラバクシンオーの出世頭ベルカントは短距離重賞5勝。父がロードカナロアに替わった姉イベリスはマイルのアーリントンCなど重賞2勝。父が同じキズナの全姉ヘネラルカレーラは1勝馬だが、直近2戦は芝2000メートルで連続2着に好走している。種牡馬の色が濃い産駒を送り出すのも、この母の特長だ。和田正師は「走りは短いところ向き」とした上で「血統的には少しずつ長い距離にも対応するようになってきたと感じている。だから初戦はマイルから使ってみる」と話す。鞍上は新潟記念をカラテで制し、夏競馬を最高の形で締めくくった菅原明。勢いのある鞍上と共に、初陣Vを目指す。

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2022年9月6日のニュース