【新潟新馬戦】イージーオンミー 初陣Vに期待、母は中舘師にトレーナー初タイトルもたらす

[ 2022年8月9日 05:30 ]

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母が成し遂げられなかった初陣Vを狙うイージーオンミー (撮影・光山 貴大)
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 今週の新潟デビュー組では、日曜芝1800メートルにスタンバイするイージーオンミー(牝=中舘)が順調な仕上がりを見せている。

 新潟日曜5Rに出走予定のイージーオンミーは、管理する中舘師にとって思い入れのある一頭。母ビービーバーレルも同師が手がけ、16年フェアリーSで逃げ切りV。前年に騎手から転身し、トレーナーとしての初タイトルだった。

 「母はまじめでシュッと加速していくタイプだった」。そう振り返る中舘師だが、娘の性格は対照的。「やんちゃで、人間に対して少しふざけた面がある」と苦笑い。一方で「雰囲気のある馬。稽古もやるごとに動けるようになってきた」と素質も感じている。

 母は3歳春までは芝マイルを主戦場にして桜花賞にも挑戦(9着)。だが師は、娘の初陣に芝1800メートルを選択した。「いい意味で遊びがあるから、ゆったりと走れる距離から使っていく。上と似たようなタイプじゃないかな」。1歳上の兄サクセスドレーク(牡3=野中、父ドゥラメンテ)は、芝2000メートル前後で好走を続けている。

 「牝馬だけどカイ食いがいいのも強み。この先まだ良くなってきそうだし、オープン馬の子なので期待しています」。指揮官は力を込めた。母は7年前の夏、新潟で3戦目で初勝利。同じ舞台で、娘は母が成し遂げられなかったデビュー戦Vを狙う。 

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2022年8月9日のニュース