【アイビスSD】菜七子のスティクスは健闘5着「腹をくくって」場内どよめく内ラチ沿い逃走

[ 2022年7月31日 16:48 ]

<アイビスサマーダッシュ>5着に敗れるも笑みを見せる藤田 (撮影・光山 貴大)
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 新潟11RのG3・アイビスサマーダッシュ(芝1000メートル)で実現した、JRA女性騎手の重賞初対決。魅了したのは先輩・藤田菜七子(24=根本)騎乗のスティクスだ。千直で不利といわれる内寄り4番。それでも外に目もくれず、好スタートから内ラチ沿いを逃げまくった。どよめく場内。13番人気と評価は低かったが、初コンビの愛馬を必死に追った。最後は伸びが鈍ったが、掲示板入りの堂々の5着。スティクス自身は重賞挑戦3度目で“最高着順”の奮闘だった。

 引き揚げてきた菜七子は「できれば、外枠が欲しかったですけど…。スピードはありますし、内に行った方がロスがないと思って、腹をくくって内に行きました。馬は凄く頑張ってくれました」と晴れやかな表情で振り返った。19年カペラS(コパノキッキング)以来のJRA重賞2勝目はならなかったが、オヌシナニモノで15着だった今村聖奈に先輩の意地は示した。重賞でもやれる手応えをつかんだ菜七子スティクスのこれからが楽しみだ。

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2022年7月31日のニュース