【愛ダービー】英ダービー3着ウエストオーバー7馬身差V　凱旋門賞2番人気に浮上

　「第157回アイリッシュダービー」（芝2400メートル）は25日、アイルランドの首都ダブリン近郊のカラ競馬場で8頭で争われ、英ダービー3着から中2週で参戦したコリン・キーン（27）騎乗の英国馬ウエストオーバー（牡3＝R・ベケット、父フランケル）が道中2番手から直線、あっさり抜け出して7馬身差V。勝ち時計2分34秒8で1番人気タイに応えた。

　ライアン・ムーア（38）騎乗で人気を分け合った英オークス馬チューズデー（牝3＝A・オブライエン、父ガリレオ）は4着。94年バランシーン以来、28年ぶり12頭目の牝馬Vはならなかった。

　結果を受けて大手ブックメーカーの英ウィリアムヒル社はレース前に15倍で6番人気タイとしていたウエストオーバーの凱旋門賞（10月2日、パリロンシャン芝2400メートル）オッズを6倍に修正。無敗3連勝中で3・5倍の英ダービー馬デザートクラウン（牡3＝M・スタウト、父ナサニエル）に続く2番人気となっている。