【津・G3イースタンヤング】宮之原 今年3度目V 地元多摩川開催ヤングダービーに弾み

[ 2022年6月18日 05:00 ]

ヤングダービーの優先出場権チケットを手にする宮之原
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 ボートレース津のG3「第9回イースタンヤング」は17日、第12Rで優勝戦が行われた。レースは1番人気の宮之原輝紀(24=東京)がインからコンマ09のトップスタート。外からの攻撃をシャットアウトして優勝を飾るとともに、9月の多摩川G1「ヤングダービー」の優先出場権を手にした。なお2着は関浩哉、3着は中村泰平だった。

 中村魁がスタート展示から3カドをアピール。本番も枠なり2対4の進入になった。ダッシュ分で中村魁がのぞく展開になったが、宮之原は慌てず騒がずの立ち回り。インから落ち着いたコーナーワークと超抜仕立てのパワーで他艇をあっさりと引き離し、バック中盤ではVを確定づけた。

 「3カドでもコンマ10前後を全速で行けば大丈夫だと思った。エンジンのおかげです。新聞の機力評価がかなり良かったのもいいプレッシャーになりました」

 コンビを組んだのはエース18号機。前検日こそそこまでの体感ではなかったと説明するが、周囲の評判はすこぶる良好だった。最終的にはノーハンマーを貫いて8戦7勝と1着を量産。展開が向いたとはいえ、3日目後半には6コース捲りという大技も披露するなど存在をアピールできた。

 「一番緊張したのは4日目。豊田さんが2着で、1着ならトップ通過と分かっていたので。準優、優勝はいつも通りに行けました」

 今年3回目、通算8回目となるVは、9月に地元多摩川で開催されるヤングダービーへの大きな白星に。

 「1年前から(ヤングダービーの)ドリーム戦に乗りたいと頑張ってきた。これからも一走一走ステップアップしていきたい」

 圧倒的な底力を見せつけながら冷静に、確実に成長を遂げる宮之原。SGの大舞台で活躍する日も近いはずだ。

 ◇宮之原 輝紀(みやのはら・こうき)1997年(平9)11月26日生まれ、東京都出身の24歳。東京支部所属の118期生として16年5月の平和島でデビュー。18年6月江戸川で初優勝。通算38優出8V。主な同期は吉川貴仁、栗城匠、板橋侑我ら。1メートル61、51キロ。血液型O。

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