【ヴィクトリアM】ソングライン ゴーサインで2馬身突き抜けた!林師「精神的に成長してくれた」

[ 2022年5月12日 05:30 ]

併せて追い切るソングライン(右)(撮影・西川祐介)
Photo By スポニチ

 【G1ドキュメント・美浦=11日】1週前追いに騎乗した池添が「前走よりも数段いい」と絶賛したソングライン。最終追いは津村(レースは池添)が騎乗してWコース併せ馬。先行するチュウワジョーダン(5歳1勝クラス)を2馬身後方から追走する形でスタート。鞍上の指示を待ちながら余裕を持って追走。4角で内に導かれゴーサインが出されると“待ってました”とばかりに一瞬にして2馬身突き抜けた。馬なりで5F69秒1~1F11秒6。“走りたい”気持ちが伝わってくる絶好の最終追い。津村は「今までで一番。めちゃくちゃ良かった。引っかかることもなく、言うことを聞いてくれた。オンオフがはっきりして、行けと言われるまで待っていた。2週前追いにも乗って、その時も十分に良かったけど、さらに上がっている」と話し、池添同様に絶賛していた。

 前走はサウジアラビアに遠征。慣れない環境に戸惑いながらも1351ターフスプリントを制覇した。林師は「環境の変化で周囲を気にしていた。追い切りでも物見をして集中できなかった。それでもレースでは頑張ってくれた。精神的に成長してくれました」と振り返った。昨年のNHKマイルCではシュネルマイスターと鼻差2着。厩舎初のG1制覇のチャンスを逃した。「私以上に池添騎手やスタッフが悔しい思いをしたと思います。メンバーはもの凄く強いので挑戦者の立場ですが、状態の良さでカバーできたらと思っています」と指揮官。この言葉を聞いて重い印を打とうと決めた鈴木智だった。

続きを表示

2022年5月12日のニュース