【いわき平・G1日本選手権】井上 11Rは好調な真杉、吉岡 11Rは脇本軸も飛びパターン警戒

[ 2022年5月7日 05:00 ]

鬼脚・井上茂徳、F1・吉岡稔真の「競論」
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【鬼脚・井上茂徳、F1・吉岡稔真の「競論」】

 吉岡 ゴールデンレーサー賞。やはり憧れの(佐藤)慎太郎が後ろに付いた清水が思い切って行きましたね。ただ深谷がスンナリ引いたので、吉田は脚を使わずの4番手。この時点で関東勢の流れとなりました。

 井上 私は名輪会のイベントでバンク内にいたけど風が強かったね。その中で清水は強引に仕掛けた。ただ吉田に直線で来られたので慎太郎は対応できなかった。直線ではブロックの威力も半減するからね。

 吉岡 二次予選9Rでは松浦の大会連覇と、山崎のグランドスラムへの道が一気に消滅。松浦は新山に飛びつけず、柏野のアシストで3番手に入ったけど追いつけなかった。

 井上 松浦は初戦から動きが良くなかっただけに、番手に飛びつけなかった時点で厳しかった。山崎も競りかけられて神経も脚も削られた感じだ。

 吉岡 10Rは脇本が早めに仕掛けました。最後は稲川に差されましたが、ラインでの勝ち上がりを最優先した走りでした。

 井上 稲川は武雄記念の決勝で、村上義を連れて先行するほど動きが良かったからね。

 吉岡 準決勝の話に移ります。まずは9R。中部勢は捨てがたいし、清水も力がある。ただ渡辺雄を付けてもらった郡司が展開有利とみます。二次予選は拾ったようなもの。ここはきっちり。<3><7>、<3><2>。

 井上 私は真杉推しだ。とにかく2走目の動きは別格に見えた。そして先行の本職は真杉だけ。守沢との<9>=<5>本線。守沢が離れた場合は郡司や山口拳が追い上げてきそう。

 吉岡 10Rは平原、慎太郎の<7>=<1>本線。ただ脚を温存した深谷が強引に行けば、好位を巡る争いは激化。山田久マークから突っ込む稲川は怖いですが、嘉永はヨコもできます。穴なら九州<6>=<8>。

 井上 同じく平原だ。自力なら別線の動きを見極めて、レースをうまくコントロールするだろう。<1>=<7>本線。穴は突っ込んできそうな稲川か荒井。

 吉岡 11Rは脇本=古性の<8>=<1>が本線。ただ新山が脇本を出させない競走をする可能性もあります。脇本の負けパターンなら、新山の3番手から吉田の<5>=<2>、<2>=<8>。太田の先捲りで<6><9>、<6><2>あたり。

 井上 新山や太田を相手に、脇本は巻き返しのレースになる。吉田も好位置にいそうだが、自信を持って仕掛ければ大丈夫だろう。押し切り<8><1>本線。

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2022年5月7日のニュース