【大井・東京スプリント】シャマル 差し返し重賞初制覇!川須、執念の手綱で鼻差「これから凄く楽しみ」

[ 2022年4月21日 05:30 ]

東京スプリントを制し口取りするシャマル。右は松下師、左は川須
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 中央交流の短距離重賞「第33回東京スプリント」(G3)が20日、大井競馬場で行われた。4番人気シャマルが直線3番手から抜け出して優勝、重賞初制覇を決めた。手綱を取った川須は15年マイラーズC(レッドアリオン)以来、7年ぶりの重賞制覇となった。

 好スタートを切ると外の2頭を行かせて3番手を確保。3コーナーから早めに仕掛け、直線を向いたところでは馬場の真ん中に進路を取って一気に追い出した。激しかったのは残り100メートルから。先に抜け出したギシギシを外から競り落としたが、内を通ってリュウノユキナがいったんは先頭に。川須は諦めず、執念の手綱さばきで追うとゴール前、鼻差かわしていた。

 「ゴールでは(勝ったかどうか)分からなかったが何とか出ていてくれと思っていた。結果が分かってホッとしたし、凄くうれしかった。前半、余裕を持っていいポジションが取れたのが大きかった。これからが凄く楽しみ」と相棒を褒めちぎった。次走は未定だが、いずれにしてもまだ4歳。ダート短距離界に新星が現れたことは確かだ。

 ◆シャマル 父スマートファルコン 母ネイティヴコード(母の父アグネスデジタル) 牡4歳 栗東・松下武士厩舎 馬主・金山敏也氏 生産者・北海道新ひだか町の岡田スタツド 戦績8戦5勝(南関東1戦1勝) 総獲得賞金8130万5000円。

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2022年4月21日のニュース