椎間板ヘルニアから現場復帰の柴田善「もう少し頑張る」

[ 2022年4月21日 05:30 ]

調教騎乗を再開した柴田善は笑顔を見せる(撮影・郡司修)
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 【東西ドキュメント・美浦=20日】頸椎(けいつい)椎間板ヘルニアで休養していた柴田善が調教騎乗を再開。昨年12月以来4カ月ぶりの現場復帰。アラタ(5歳オープン)など2頭の追い切りを終えると、笑顔で馬場から引き揚げてくる。「しびれも違和感もなかった。レース復帰の時期は決めていないが、筋力をつけて納得できる形で臨みたい」と語った。

 昨年12月4日の中山競馬で頸椎を負傷。投薬治療では回復が進まず、3月に手術を受けた。「握力はすぐに戻ったけど“首に負担がかかるから何も持つな。犬のリードも引くな”とドクターに言われた」。愛犬との散歩もリードを引く家族の後ろをとぼとぼ付いていく日々。完治を待ち今月上旬からリハビリをスタートした。「もう年だから(筋肉の)戻りも遅いけど、リハビリで筋肉をほぐしながら調教騎乗を続けていきたい。やっぱり馬に乗るのは楽しいし、競馬はもっと楽しいからもう少し頑張りたい」。55歳の現役最年長騎手は還暦記者の梅崎にレース復帰への思いを語る。鞍の上に輝く熟年世代の希望の星だ。

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2022年4月21日のニュース