【アーリントンC】ダノンスコーピオン 鮮やか差し切りコースレコードV!いざNHKマイルCへ

[ 2022年4月17日 05:30 ]

アーリントンCでゴール寸前でタイセイディバイン(奥)を捕らえ勝利するダノンスコーピオン(撮影・亀井直樹)
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 NHKマイルC(5月8日、東京)のトライアルG3「第31回アーリントンC」が16日、阪神競馬場で行われ、1番人気ダノンスコーピオンが差し切り重賞初制覇を飾った。勝ち時計1分32秒7は18年のタワーオブロンドンを0秒7更新するレースレコード。2着タイセイディバイン、3着キングエルメスまで本番の優先出走権を手にした。

 鞍上の川田は先週の桜花賞と同じ舞台で2週連続の重賞制覇。先週は7番人気の伏兵だったが、この日は1番人気を勝利に導いた。

 「道中のバランスは良く、この馬としてはちゃんとした状態で走ることができていたと思います。タイトルを1つ獲ることができるほど回復できたことをありがたく思います」

 道中は中団に待機。直線に入り、残り300メートルすぎから外に持ち出すとグングン加速、ゴール前でタイセイディバインを差し切った。父ロードカナロアも管理した安田隆厩舎から新たなスター候補が誕生。安田景助手も「僕が乗った中でもズバぬけて能力が高い馬だと思う」と絶賛するほど。「カナロアの子は使って良くなる子が多い。この馬も使って上向くタイプ。お釣りのある中で勝てたし、次につながる」とNHKマイルCでのG1獲りを見据えた。

 ◆ダノンスコーピオン 父ロードカナロア 母レキシールー(母の父スライゴベイ)19年2月22日生まれ 牡3歳 栗東・安田隆厩舎所属 馬主・ダノックス 生産者・北海道新ひだか町のケイアイファーム 戦績5戦3勝(重賞初勝利) 総獲得賞金8292万1000円 馬名の由来は冠名+サソリ。

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2022年4月17日のニュース