【大阪杯】友道厩舎 最強DNAディープインパクト産駒“三本の矢”で挑む

[ 2022年4月1日 05:30 ]

厩舎周りで運動を行うポタジェ(撮影・亀井直樹)
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 友道厩舎がディープインパクト産駒“三本の矢”で大舞台に挑む。16年ダービー馬マカヒキを筆頭に昨年5月の京都新聞杯を制したレッドジェネシス、そしてポタジェと全馬が最強のDNAを受け継ぐ。友道師は「母が別々だし、体つきも大中小と似ていないが、それでもおのおので結果を残している。同じG1に(自厩舎の)3頭が出走するのだから、ディープ産駒はさすが」と血統背景を評価する。

 ディープ産駒はG1昇格前の14年キズナ、15年ラキシス、16年アンビシャスで3連覇。G1に昇格した17年以降は19年を9番人気アルアインが制し、昨年は4番人気レイパパレがV。指揮官は「この産駒は頭が良く、精神面の優秀な馬が多い。平均して走ってくる」と傾向を分析した。

 3頭の中でも注目はポタジェだ。半姉が16年毎日王冠など重賞を4勝したルージュバック(父マンハッタンカフェ)で、18年セレクトセール1歳セリで2億520万円(税込み)の値をつけた高額馬。デビュー前から厩舎の期待度は高かった。ここまでタイトルこそ無縁だが、重賞で2着1回、3着が2回あり、昨年の天皇賞・秋は見せ場たっぷりの6着と健闘した。

 「一歩一歩、着実に(階段を)上ってきた。真面目な性格で、常にこちらの想像以上に走ってくれる」

 道中12番手を追走した前走・金鯱賞は最後の直線、馬群の外から上がり3F34秒2とメンバー最速の脚で4着まで追い上げた。「後ろから1頭だけ、脚を伸ばした。広いコースよりも内回りがいい」と舞台を歓迎する。阪神芝2000メートルは【2・1・0・0】とパーフェクト連対。ベストと言える。

 友道厩舎は過去5年、阪神芝2000メートルで18勝を挙げ、トレーナー別で単独トップ。大阪杯にはG1昇格の17年以降5年連続で管理馬を送り込んでいるが、19年ワグネリアンの3着が最高着順。もう一歩。豪華布陣でビッグタイトルを狙っていく。

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