新スター候補!道営3冠ラッキードリーム

[ 2022年3月11日 05:30 ]

3日の日吉オープンを勝ったラッキードリームの口取り。池田師(左)と鞍上の御神本
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 【大いに気になる】南関東に新たなスター候補生が現れた。それが3日の川崎11Rで行われた日吉オープン(2000メートル)を勝ったラッキードリーム(牡4=川崎・池田)。コアな地方競馬ファンならピンときただろう。そう、昨年のホッカイドウ競馬で北斗盃→北海優駿→王冠賞を制しトリプルクラウンの快挙を達成した馬だ。

 移籍初戦が予定されていた正月開催の報知オールスターCはゲート内で暴れて除外となったが、しっかり立て直して挑んだ初戦を名刺代わりとばかりに逃げ切り、着差以上の手応えで圧勝劇を披露。「3冠の実績は本物だった」とファンにパフォーマンスで示してみせた。

 「2歳の時に手綱を取ったことがあるが、その時に比べてパワーが付いた。初戦をきっちり勝ち切るところが3冠馬。こちらの重賞でもやれるはず」。Vゴールに導いた御神本は確かな手応えを感じ取った。

 「(ゲート対策のための)尾持ちに行ったのは何年ぶりだろう」と相好を崩したのが池田師。それもあって課題のゲートもきっちりクリア。「移籍してきたとき体が細く見えたのでプラス23キロの体重は成長分。うまく立て直せた。やっぱりいい能力を持っている。先が楽しみになった。馬の状態を見ながら1600~2000メートルの重賞を狙っていきたい」と同師。どのレースを選択するのか。それを含めて次の走りが楽しみになってきた。

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2022年3月11日のニュース