【中山牝馬S】本格化ミスニューヨーク 久々も臨戦態勢

[ 2022年3月11日 05:30 ]

ミスニューヨーク
Photo By 提供写真

 【東西ドキュメント・栗東=10日】杉山晴厩舎のスタッフは皆さんフレンドリー。田村が厩舎に行くと「どの馬を聞きたいの?」と親切に担当者の元まで案内してくれた。お目当てのミスニューヨーク(中山牝馬S)はちょうど洗い場で手入れ中。植山助手は優しく顔をなでながら「可愛いやろ。僕の自慢の馬。何でも聞いて」と快く対応してくれた。

 昨年12月のターコイズSは後方待機から上がり3F34秒6と出走メンバー最速の脚で差し切り。重賞初制覇を飾った。「大外を回して直線一気。あんな競馬はなかなかできるものではない」と評価する。展開が向いたとはいえ、ゴール前の脚は異次元。厩舎期待の素質馬が本格化を遂げた。

 その後は放牧を挟み、先月18日に帰厩。しっかり稽古を積んできた。「いつも調子の波は小さいタイプだが、その中でも今回は上位の部類。いい状態で臨めそう」と出来の良さを強調。久々でも態勢は整った。当地3勝の中山巧者が重賞連勝を狙っていく。

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2022年3月11日のニュース