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【弥生賞】ラーグルフ 皐月賞切符獲りへ勝負駆け!偉大な先輩に続け

[ 2022年3月1日 05:30 ]

Road to Classic

ラーグルフ(撮影・西川祐介)
Photo By スポニチ

 中山メインは皐月賞TR「第59回弥生賞ディープインパクト記念」(3着まで皐月賞優先出走権)。ホープフルS3着のラーグルフがクラシック切符を懸けた“勝負駆け”だ。昨秋芙蓉Sを快勝し、G1銅メダルの走り慣れた中山2000メートル戦。3歳になり、精神的にもひと回り成長を見せている。賞金持ちで足慣らし!?のドウデュース、ジャスティンロック、マテンロウレオなど重賞勝ち馬を一蹴できれば、G1制覇の夢が膨らんでくる。

 ラーグルフが夢のクラシック出走を懸け、中山2000メートルに三たび登場する。昨年暮れの前走・ホープフルSは3着。2走前の芙蓉S(1着)と比べ、14キロ増の496キロ。内寄りを機敏に進出し、粘り強く伸びてG1銅メダルを獲得した。宗像師は「体が増えていたのは成長分でしょう。パドックでうるさい面も見せたが、競馬は落ち着いて走ってくれた。内で窮屈な部分もありながら、最後まで力を出してくれたと思う」と敗戦の中にも収穫を得た。

 出負けした昨夏の新潟新馬戦(9着)でも上がり3F33秒5を駆使した切れ者。2戦目の新潟未勝利戦ですぐ勝ち、芙蓉S1着→ホープフルS3着。「競馬場を問わず、堅実に走ってくれるのが長所」と同師。今年初戦を弥生賞に定め、放牧で充電した。2月23日の1週前追いはナランフレグ(6歳オープン)の胸を借り、Wコースで6F84秒3~1F11秒8(強め)。1馬身遅れたが、高松宮記念を見据える先輩相手に負荷を十分かけた。指揮官は「相手は動きますからね。走りは悪くなかったし、緩かった部分が解消されて良くなってきた。普段のしぐさを見ても、落ち着きが出てきました。精神的に成長した。それがレースでも出てくれれば」と目を細めた。

 宗像厩舎と弥生賞といえば、02年に鮮やかに逃げ切ったバランスオブゲーム。「内ラチに止まっていたカラスを見つけて、力みが消えて落ち着いたんだ」。主戦・田中勝の名言は今も語り草になっている。ラーグルフ自身は現在の収得賞金1000万円では、皐月賞出走は微妙なライン。皐月賞優先出走権が得られる3着以内が最重要課題。さらにダービーを考えれば、同賞金加算対象の2着以上は欲しい。宗像師は「(3戦連続で)続けて同じコースで走れるのはいいと思う。G1であれだけの内容を残せたので、本番(皐月賞)に向けて頑張ってほしい」と愛弟子の丸田に託した。20年前V&重賞7勝の偉大な先輩に続ければ、夢のG1制覇もはっきり見えてくる。

 ▼弥生賞ディープインパクト記念 64年創設の3歳限定重賞。上位3頭に皐月賞優先出走権が与えられる。19年急死したディープインパクトの功績を称えて、20年から「弥生賞ディープインパクト記念」と改称された。歴代優勝馬は83年ミスターシービー、84年シンボリルドルフが2年連続で3冠馬に。05年優勝馬ディープインパクトも3冠馬に輝き、皐月賞だけではなく、ダービー→菊花賞にもつながるクラシック根幹の“最重要ステップ重賞”。近年はトライアルをスキップしてG1直行の臨戦が流行してやや存在感が薄れていたが、昨年の優勝馬タイトルホルダーが菊花賞V。今年も2歳チャンプが出走予定で見直し機運。

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