【チャンピオンズC】(2)カジノフォンテン 南関の雄が地方馬22年ぶりG1制覇へ「ぶちかます」

[ 2021年12月3日 05:30 ]

カジノフォンテン(撮影・椎名 航)
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 「G1リベンジャーズ」には南関東担当の矢内浩美記者が“緊急参戦”。地方馬初Vを狙う船橋のカジノフォンテンを激推しした。

 「ぶちかましてやりますよ」

 打倒JRA勢へ、威勢のいい言葉で尾張入りを宣言したのがカジノフォンテンを管理する若き指揮官・山下貴之師(36=船橋)。99年のメイセイオペラ(フェブラリーS)以来、史上2頭目の地方馬によるG1獲りをもくろんでの挑戦だ。

 「右回りは勝負どころの反応が良くない時がある。左回りの1800メートルが一番いい条件だと思っている」と同師がオーナーサイドに進言しての参戦だが、その裏付けには当然馬の充実ぶりがある。昨年の東京大賞典で初めてのJRA交流重賞に参戦して2着すると、今年は1月川崎記念、5月かしわ記念の交流G1・2勝と一気にトップホースに上り詰めた。

 休みを挟んで挑んだ今秋始動戦、前走のJBCクラシックはまさかの6着。「輸送は大丈夫だったが、待機馬房が合わなかった。装鞍でいつもよりイレ込んだり、パドックでも汗が凄かった。走るコースも変則で…。とにかくいろいろかみ合わなかった」(同師)と敗因がハッキリしているだけに度外視可能だ。

 その後は茨城のミッドウェイファームに約2週間短期放牧に出しての調整。帰厩直後に「体もスッキリしたし、現地での動きも良かった」と話していた言葉を裏付けるように地元・船橋での最終追い切りも抜群の動きを見せた。しまい軽く追って4Fから47秒7~35秒9~11秒5をはじき出し、6F76秒4の好時計をマークしてみせた。「弾むようなフットワークで反応も抜群。僕はかなりいいと思う」と表情を緩めた。

 新コンビを組むことになったM・デムーロは15年(サンビスタ)、18年(ルヴァンスレーヴ)とこのレース2度制覇の言わずと知れた腕達者。人馬の条件もしっかりかみ合って22年ぶりの快挙達成の時が刻一刻と迫ってきた。

 【巻き返しの流れ】ジャパンCダート時代を含め、このレースへの地方馬の参戦は00年オリオンザサンクスから延べ9頭。02年トーホウエンペラー(岩手)の6着が最高着順と結果を残せていない。だが近年はJBCスプリント(G1)で19年ブルドッグボス(浦和)、20年サブノジュニア(大井)と連覇。今年も金沢で行われたJBCクラシック(G1)をカジノフォンテンと同じ船橋所属のミューチャリーが制したように巻き返し“流れ”が来ている。

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