【新馬戦総括】ドゥラドーレス 切れ味抜群、好素材ダノンブリザード

[ 2021年11月9日 05:30 ]

<東京5R新馬戦>レースを制した丸山騎乗のドゥラドーレス(撮影・西川祐介)
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 日曜の東京5Rは血統、稽古の気配共に目を引く馬が集まった。ハイレベルであろう一戦を制したのはドゥラドーレス。発馬はひと息で、序盤は中団よりも後ろの位置を追走。直線も前が詰まり、進路を探しながらの追い出しだったが、残り200メートルで外に持ち出すと強烈な伸び脚。最速3F33秒4の切れ味で突き抜けた。将来性十分の勝ちっぷり。相手も好素材で、接戦だった2、3着馬も勝ち上がるのにそれほど時間はかからないはずだ。続く6Rを制したラコンタールも末脚が切れた。前向きな気性で、陣営は折り合いを心配していたが、実戦では落ち着いてコントロールの利いた走りを披露。距離が延びても対応可能だ。

 阪神は土日の5鞍を全て1番人気馬がV。ダノンブリザードは早め先頭から、余裕を持って後続を3馬身半ちぎる完勝だった。父がディープインパクトで、母がカナダG1馬という良血。操縦性も高く、距離延長も問題なさそう。来春のクラシックを意識できる好素材だ。

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2021年11月9日のニュース