【みやこS】メイショウハリオ 重賞初挑戦V、伸び盛り4歳 浜中「楽しみ」

[ 2021年11月8日 05:30 ]

<阪神11RみやこS>ゴール前、ロードブレス(右)との叩き合いを制し重賞初制覇を果たしたメイショウハリオ(撮影・亀井 直樹)
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 ダートG3「第11回みやこS」が7日、阪神競馬場で行われ、5番人気メイショウハリオが接戦をモノにして重賞初挑戦Vを飾った。

 ハナを奪ったアナザートゥルースが1000メートル通過62秒1と緩めのラップを刻む展開。各馬が向正面で一気にスパートをかけ、後方で脚をためていたメイショウハリオには絶好の流れとなった。直線は馬群を突いてグンと加速。残り50メートルでアナザーをかわすと、外から迫るロードブレスの追い上げを鼻差しのいだ。浜中は「有力馬を見ながら狭い所で苦しかったが、今の充実ぶりで根性を出してくれた。4歳でまだ伸び盛りなので、これからの成長が楽しみです」とさらなる活躍への期待を寄せた。

 管理する岡田師は16年シリウスS(マスクゾロ)以来の重賞制覇。「今年一番、力が入った」と満面の笑みを浮かべ「心身ともに成長して、馬体に幅が出た。スタミナもついてきたことで1800メートルもこなせるようになったね」と愛馬の成長に目を細めた。今後については「オーナーと相談してから」と話すにとどめたが、権利を得たチャンピオンズC(12月5日、中京)が視野に入る。3日のJBCクラシックをミューチャリーが制したパイロ産駒からまた1頭、ニューヒーローが誕生した。

 ◆メイショウハリオ 父パイロ 母メイショウオウヒ(母の父マンハッタンカフェ)17年2月25日生まれ 牡4歳 栗東・岡田厩舎所属 馬主・松本好雄氏 生産者・北海道浦河町の三嶋牧場 戦績13戦5勝(重賞初勝利) 総獲得賞金1億766万4000円。馬名の由来は冠名+世界一速いハリオアマツバメより。

 【みやこSアラカルト】

 ☆騎手&調教師 浜中はJRA重賞今年2勝目で通算45勝目。岡田師は今年初勝利で通算4勝目。

 ☆種牡馬 パイロ産駒のJRA重賞勝利は昨年のレパードS(ケンシンコウ)以来で通算4勝目。

 ☆接戦 みやこSでの鼻差勝利は13年(1着ブライトライン、2着インカンテーション)以来2回目。

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2021年11月8日のニュース