【AR共和国杯】4歳牡馬オーソリティ 今年も完勝か 臨戦過程もプラス

[ 2021年11月2日 05:30 ]

アルゼンチン共和国杯連覇を狙うオーソリティ
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 G1シリーズはひと休みも、今週末は東西で豪華4重賞。東京日曜メインは伝統のハンデ重賞「第59回アルゼンチン共和国杯」だ。ジャパンCや有馬記念につながる重要ステップのG2。過去10年の傾向を分析し、今年の優勝馬に迫る。

 【性齢】出世レースとして定着しているだけあって、飛躍の時を待つ若い世代が活躍。3歳【2・0・2・0】、4歳【5・4・4・25】が好走率で他を圧倒する。出走数が最も多い5歳だが【1・4・4・41】と苦戦。6歳も【2・2・0・29】と期待値は高くない。牝馬は馬券圏内なし。今年は3歳の出走がないので4歳牡馬が中心となる。

 【前走】3勝クラスから臨戦する上がり馬は【2・3・3・17】とまずまず。一方で、オープン競走(リステッド含む)組は【1・2・2・35】、G3組は【0・0・1・15】と厳しい。狙いは一線級と戦って、壁にはね返された馬。前走G2組が【4・4・2・54】で、G1となると【3・1・1・9】と勝率が一気に21・4%まで跳ね上がる。反骨心が大きな武器となる。

 【東京巧者】近年は東京競馬場の重賞で既に実績があった馬が勝利している。17年スワーヴリチャード(ダービー2着)、18年パフォーマプロミス(目黒記念3着)、19年ムイトオブリガード(前年のアルゼンチン共和国杯2着)、20年オーソリティ(青葉賞1着)。東京2400メートルもしくは2500メートルに好走歴があれば信頼を置きたい。

 【結論】大本命は昨年覇者の4歳馬オーソリティ。昨年は3歳にして古馬を寄せ付けず完勝。今年もメンバーを見渡す限り、不動の軸だ。天皇賞・春(10着)以来の臨戦過程も傾向からはプラスとみる。3勝クラスを勝ったばかりのアンティシペイトは条件戦ではあるが東京2400メートルで【1・1・0・0】。東京の長丁場への適性は証明済みだ。同じコースで行われる目黒記念で激走したアイスバブル、アドマイヤアルバも押さえておきたい。(データ班)

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2021年11月2日のニュース