【新馬戦総括】アインシュペンナー 一瞬で突き抜け余裕の勝利

[ 2021年11月2日 05:30 ]

レースを制したアインシュペンナーと騎乗した津村(撮影・郡司 修)
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 天皇賞ウイークの先週は東京で好素材が目立った。特に芝1400メートルで勝ち上がったアインシュペンナーは好スタートから馬群の好位で折り合い、直線で外に持ち出すと一瞬で突き抜け、最後は流す余裕だった。津村が「優等生の競馬ができた」と称えた通り。文句なしのA評価だ。半兄に現役オープンで活躍中のザイツィンガーがいる。非凡なセンスで桜花賞路線に乗ってくるかも。芝1600メートルで人気に応えたカミニートデルレイは筋肉質の好馬体。上がり3F最速タイの33秒8で制した。着差こそわずかだったが奥行きは十分だ。

 阪神では2000メートルを勝ったマテンロウレオの根性が光った。最内1番枠で中団インで周囲を囲まれる状況が続いたが、直線は内の狭いスペースから馬の間を割った。評価はBにとどめたが、切れとメンタル面の強さは今後も注目。

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2021年11月2日のニュース