【天皇賞・秋】カレンブーケドール 3強に食らいつく!国枝師「そんなに差はない」

[ 2021年10月27日 05:30 ]

カレンブーケドール
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 トレセンの最前線で取材する記者が気になる穴馬に迫る秋の連載企画「G1リベンジャーズ」。至極のメンバーがそろった「天皇賞・秋」は“3強”以外も軽視禁物。初回は東京本社の田井秀一記者がカレンブーケドールの状態に迫った。

 「蹄なくして馬なし」。サラブレッドにとって“第2の心臓”と言われる蹄は、心臓から最も遠い末端に位置。ポンプのように古い血液を心臓に戻す重要な役割を果たしている。蹄の不安は軽度であっても、競走能力に大きな影響を及ぼす。

 カレンブーケドールの春3戦は蹄に不安を抱える中での懸命の調整。それでも日経賞2着→天皇賞・春3着→宝塚記念4着と地力を誇示した。夏を休養に充て、近2年とは違って初戦からG1挑戦のローテーションを選択。国枝師は「再発がある部位だから油断はならないけど、爪の状態は春より良くなった。休み明はけでもしっかり乗り込んでいるから大丈夫」と力強い。

 これまで7度のG1挑戦は全て5着以内、3度の2着がある。どんなコース設定でも、どんな強敵相手でも食らいつく根性が売りだ。真骨頂は昨秋のジャパンC。アーモンドアイ、コントレイル、デアリングタクトが集結し、今回と同じ3強の構図だったが、一角崩しにあと一歩と迫る4着に健闘した。同重量だった2着コントレイルとはタイム差なし。リベンジに向け、「今回と同じ府中で3冠馬たちといい勝負をした。そんなに差はないと思っているよ」(同師)と何とも不気味だ。

 国枝師にとっては、藤沢和師(02~04年)以来2人目の秋天3連覇も懸かる。「さすがに(19、20年連覇の)アーモンドアイは別格だからね(笑い)。野球の大谷翔平やボクシングの井上尚弥のように圧倒的なパフォーマンスで拍手がもらえる存在だった」と苦笑いだが、その歴代最強馬と馬房が隣だった“妹分”にも大きな期待をかけていることは言うまでもない。「今年はカレンに頑張ってもらいましょう」。そう締めくくった指揮官が双眼鏡で見つめる先には蹄の不安が癒え、8度目の正直に燃えるカレンブーケドールがいた。

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