【秋華賞】ステラリア 抽選突破で豊と末脚爆発!陣営も仕上がりに自信

[ 2021年10月15日 05:30 ]

厩舎周りで運動するステラリア
Photo By 提供写真

 好配のスパイスを加えるのは抽選突破組だ。秋華賞は近年15、18、20年の3回で抽選をくぐり抜けた馬が出走した。15年マキシマムドパリは8番人気3着。昨年はソフトフルートが9番人気で3着に食い込んだ。今年の3頭はどの馬も魅力的に映る。

 ステラリアはオークス13着からぶっつけで本番へ向かう。午後2時すぎ、抽選突破の報を聞いた登藤助手は「入りましたね」とひと息ついて、言葉を継いだ。

 「先週の段階である程度仕上がっています。いいところを残したまま、大人になりました。オークスは大外枠で難しい競馬になりました。仕上がりに関しては不安はないです」

 デビューから徐々に距離を延ばし、忘れな草賞を勝った。この舞台でV経験を持つのはこの馬だけ。7走して5走で上がり最速。「脚がたまれば、ハジけてくれますからね」と末脚爆発のシーンを描いた。

 キズナ産駒は重賞舞台で“ジャイキリ血統”へと変貌する。今年の重賞での馬券絡みは16回。そのうち1番人気はたったの2回だけだ。6番人気以下で7回の馬券絡み、5頭が牝馬だった。近年のG1は休み明けであろうとバンバン走る。武豊との新コンビにも食指が動く。名手で穴を打ち抜く、実に痛快ではないか。

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2021年10月15日のニュース