【ローズS】アールドヴィーヴル超完熟、坂路でキビキビ 松山「状態申し分ない」

[ 2021年9月16日 05:30 ]

<ローズS>松山を背に坂路で追い切るアールドヴィーヴル (撮影・亀井 直樹)
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 3枚の秋華賞切符を懸けた「第39回ローズS」(19日、中京)はトライアルらしく春の実績馬と夏場に結果を出したメンバーがぶつかる構図。15日、栗東&美浦トレセンで追い切りがあり、桜花賞&オークス5着アールドヴィーヴルは栗東坂路でキビキビ動き、好仕上がりを印象づけた。休養効果は十分。新たな一歩を踏み出す。

 小柄ながら以前より、ふっくらした体に大きな可能性が詰まっている。アールドヴィーヴルは松山を背に坂路へ。最初の1Fを14秒8で入ると、鞍上は反応を確かめるように少しずつペースを上げていく。派手さこそないが、回転の速い脚さばきで重心がしっかり。ラスト2Fで一気にギアを上げ、4F52秒7~1F12秒0で駆け上がった。ビッシリ追うシーンはなく、楽な手応えでスムーズに加速。引き揚げてきた松山は春との違いを強調した。

 「最後は楽に動けていたし、状態は申し分ないと思います。馬体が良くなって成長を感じる走り。本番につながる走りをしたい」

 春は桜花賞、オークスで続けて5着と上位争いに加わった。一方で常に体重を気にしながらの調整を強いられたのも事実。新馬戦で446キロだった体が徐々に減り、G1・2戦はいずれも422キロ。今野師は「完成手前で、まだ体のバランスも整っていなかった中、精神的な強さとセンスの良さで結果を出した」と振り返る。成長途上で世代トップクラスと戦ってきたのだから潜在能力は相当。オークス後は放牧へ。夏を越し、体を目にした指揮官はハッキリと成長を感じたという。「筋肉に丸み、厚みが出た。ひと回り大きくなって戻ってきた」。オークスから20キロ増の442キロで帰厩。休養効果は明らかだ。

 オークス上位2頭ユーバーレーベン、アカイトリノムスメはともに秋華賞直行とあって、ここに入れば春のG1・2戦で掲示板を確保した戦歴は光っている。「左回りは合うし、距離もちょうどいい。(輸送を考慮しても)体重は430キロ台で出せそう。あとは松山ジョッキーに任せます」と力を込めた。追って味があり、中京の追い比べは望むところ。トライアルで初タイトルをつかみ、本番に弾みをつける構えだ。

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