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【札幌2歳S】リューベック ソダシの道!須貝厩舎連覇へ 函館1800メートル新馬Vから“出世コース”

[ 2021年8月31日 05:30 ]

Road to 2022

リューベック(左)
Photo By スポニチ

 夏競馬はラストウイークを迎え、3場で恒例の3重賞。「第56回札幌2歳S」がおもしろい。昨年はのちの桜花賞馬ソダシとオークス馬ユーバーレーベンの牝馬ワンツー。今年もハイレベルな争いが繰り広げられる。過去このレース3勝で昨年ソダシに続く連覇が懸かる須貝厩舎はリューベックを起用。秋華賞馬ディアドラの全弟が連勝を狙っていく。もちろん、今週も将来性あふれる新馬たちがデビュー。土曜小倉1200メートルで初陣のメルヴィルに注目した。

 09年に開業して毎年、北海道シリーズに参戦している須貝厩舎が今年も北の2歳Sに素質馬を起用する。リューベックは7月18日に函館芝1800メートル新馬戦で1番人気に応えて勝ち名乗り。スタートを決めてハナへ。前半1000メートルが63秒8と絶妙なペース配分で運び、上がり3Fは続けて11秒台でまとめて35秒1。2馬身差の快勝だった。藤後(とうご)助手が振り返る。

 「ジョッキー(吉田隼)によると初戦は逃げるつもりではなかったようだけど、スタートが良かったのでハナへ。道中、耳を立ててフワフワしながらでも、しまいはしっかり。いい内容で勝ってくれました」

 デビュー前から注目された血統だ。ハービンジャー産駒の全姉ディアドラは17年に桜花賞6着からオークス4着、秋にラスト1冠の秋華賞をモノにした。19年の春にドバイに遠征して以降、昨秋まで長期の遠征でアジアや中東、欧州各地を転戦。ワールドワイドな戦歴を残し、繁殖入りした。

 須貝師がこの良血の北海道シリーズ起用を決めたのは洋芝適性が高いと踏んだからだ。さらに涼しい気候が良かったのか北海道の環境もマッチ。「函館に来る前に栗東でカイ食いが落ちていたけど、こっちに来て食べるようになったんです」と藤後助手は明かす。

 須貝師は過去このレースに10頭を起用して13年レッドリヴェール、15年アドマイヤエイカン、20年ソダシと3勝。2着2回、3着も1回あった。厩舎にとって出世レースの位置付けとなっている。勝負服(金子真人ホールディングス)に加え、函館芝1800メートルの新馬勝ちをステップに参戦するのも1歳上の白毛のアイドルホース・ソダシとピッタリ一致。逃げてこそのタイプではなく、むしろ控えた方が味が出そう。「調教では後ろから抜かされても我慢できているし、1頭だとフワフワするから他に馬がいる方が真面目に走るんです。控える競馬でも問題ないと思うし、コース替わりとか馬場状態を気にするタイプでもないですよ」。騎乗停止の吉田隼に替わり、北海道リーディング首位を独走する横山武とのコンビで迎える2戦目。北の大地からクラシック路線へ。厩舎の先輩の背中を追いかけ、出世ロードを歩んでいく。

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2021年8月31日のニュース