【英インターナショナルS】1番人気ミシュリフ6馬身差VでサウジC、ドバイSCに続く今年3勝目

[ 2021年8月19日 12:26 ]

 英国における中距離路線の夏の主要G1「第50回インターナショナルS」(芝2050メートル)は現地時間18日、英国中部のヨーク競馬場で7頭で争われ、昨年の仏ダービー馬ミシュリフ(牡4=英国、J・ゴスデン、父メイクビリーヴ)がイーガン騎乗で1番人気に応えて快勝。道中4番手で脚をためると直線、早めに前に並びかけて6馬身差で突き抜けた。

 今年に入ってサウジカップ、ドバイシーマクラシックと2度の中東遠征で連勝したが、その後はエクリプスS3着、キングジョージ6世&クイーンエリザベスS2着と続けて敗戦。帰国後3戦目で、ようやく勝ち切った。イーガンは地元メディアに「彼は本当のチャンピオン。今日は最高の日になりました」と喜びのコメント。ゴスデン師は負けた2戦について「彼は休暇を取っていた」との表現で振り返り、その上で「フレッシュで、いい状態で臨めたし、よく頑張ってくれた」と称えた。「もう一度リフレッシュを図って秋に備えたい」。今後は凱旋門賞(10月3日、パリロンシャン芝2400メートル)や英チャンピオンS(10月16日、アスコット、芝1990メートル)を見据え、米国のブリーダーズカップ(11月6日、デルマー)やジャパンC(11月28日、東京芝2400メートル)も選択肢とした。

 2着に5番人気アレンケル(牡3=英国、W・ハガス、父アドラーフルク)が入った。仏2冠制覇、前走・エクリプスSを含めてG1・4連勝中で最有力候補とみられたセントマークスバシリカ(牡3=愛国、A・オブライエン、父シユーニ)が先週末の調教で落鉄、前脚を傷めたため回避し、代わって仏遠征と両にらみとなっていた僚馬ラブ(牝4、父ガリレオ)が出走。アレンケルから半馬身差で入線し、キングジョージ6世&クイーンエリザベスSに続く3着となった。

 この一戦を受けて英ブックメーカーのウィリアムヒル社はミシュリフのオッズを8倍(5番人気)に設定。ラブは21倍で9番人気となっている。

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2021年8月19日のニュース