【大井・黒潮盃】ジョエル 直線抜け出し5馬身差圧勝、重賞2勝目 

[ 2021年8月19日 05:30 ]

黒潮盃で圧勝したジョエル
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 真夏の3歳重賞「第55回黒潮盃」(S2)が18日、大井競馬場で行われた。2番人気のジョエルが直線抜け出し優勝、2つ目の重賞タイトルをものにした。手綱をとった張田は今年6つ目の重賞制覇。6月の優駿スプリント(ワールドリング)も父・京厩舎で勝っており今年3度目の父子重賞制覇となった。

 道中は内々の3番手で前を見ながらじっくり追走。3コーナーで仕掛けて外に持ち出すと直線は他馬と比べて手応えの違いがクッキリ。残り200メートルで逃げたノートウォージーを馬なりのままかわすと、あとは独走状態。残り100メートルで勝利を確信したように左ステッキを1発入れると最後は5馬身差つけていた。

 張田は「先行してほしいという指示が出ていたが、そのイメージ通りのレースができた。馬が良くなってきたし今後が楽しみ」と先を見据えた。父・京師は「58キロがネックだったが、やれることをやってきたので結果を出してくれてうれしい。(次走は)戸塚記念(9月15日、川崎)に行きます」と明言。重賞連覇へ自信をみなぎらせていた。

 ◆ジョエル 父トーセンブライト 母トーセンレインボー(母の父ダイワメジャー) 牡3歳 船橋・張田京厩舎 馬主・島川隆哉氏 生産者・北海道日高町のエスティファーム 戦績11戦4勝 総獲得賞金4972万5000円 重賞は21年クラウンC以来2勝目。

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2021年8月19日のニュース