【安田記念】サリオス100点 筋肉マッチョのマイラー体形

[ 2021年6月1日 05:30 ]

鈴木康弘「達眼」馬体診断

<安田記念>サリオスの立ち姿
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 上昇度ならサリオスが一番です。4カ月半の休養明けで臨んだ大阪杯を使われたことで余裕のあった腹周りが程よく絞れている。顔つきも精かんになりました。気持ちが乗ってきたのでしょう。立ち方も力強い。大地に根を下ろすように四肢を地面につけています。頭を起こしてアゴを引く写真撮影時の正しい姿勢。目、耳、鼻先は前方の一点に集中しています。心身共に充実一途。3歳時から完成度が高かっただけに馬体の骨格にはさほど変化はありませんが、それでもひと叩きされた効果は十分にうかがえます。

 前走・大阪杯は馬場の悪い内ラチ沿いを走って失速しました。後にダメージが残りやすい競馬でしたが、疲れはどこにも感じられません。短期放牧を挟んで立て直したことが分かる体つき。毛ヅヤも抜群です。

 首の太さが目立つ筋肉マッチョのマイラー体形。操縦性の高さで中距離もカバーしていますが、本領発揮の舞台はマイル戦です。

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2021年6月1日のニュース