【ダービー】(1)エフフォーリア 注目は何馬身差で勝つか、最強馬に最強枠&最適の舞台

[ 2021年5月29日 05:30 ]

最強枠に最適の舞台でまさに「鬼に金棒」のエフフォーリア
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 無敗の皐月賞馬エフフォーリアは午前6時の馬場開場直後、単走で坂路を駆け上がった。4F62秒9~1F14秒7。ラストだけサッと流すイメージ。鹿戸師は「いつも通り。順調に来ているし何の問題もない」と状態面に太鼓判を押した。過去13年で5勝、2着2回と最強の1番枠をゲット。鹿戸師は「馬場も回復しそうだし、いい枠を引いたと思います」と満足そうだった。

 27日に発表された調教後の馬体重は514キロ。皐月賞時の504キロからプラス10キロだが「全く問題ない。(放牧先のノーザンファーム)天栄からプラス10キロで帰ってきて、それから4本(追い切りを)やってもプラス10キロのまま。この時季だから汗はかくが、カイバもしっかり食べている。気候的にもちょうど良く、凄く体調がいい。馬体増は成長分だと思っている」と指揮官は前向きに捉えた。

 皐月賞では2着に3馬身差をつける圧倒的パフォーマンスを披露。近年、皐月賞を3馬身差以上で勝った馬は94年ナリタブライアン(3馬身1/2)、11年オルフェーヴル(3馬身)がいるが、ともにダービーも制している。舞台はトリッキーな中山から広々とした東京へ。「東京の方が持ち味を発揮できる」と師は大歓迎だ。東京では2戦2勝。共同通信杯ではヴィクティファルス、シャフリヤールといった、のちの重賞勝ち馬に2馬身1/2以上の差をつけて完勝している。最強馬に最強枠と最適の舞台。まさに鬼に金棒。注目は何馬身差をつけて勝つかだ。

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2021年5月29日のニュース