【G3前橋競輪 開設71周年記念】小倉竜二、8度目記念V 前橋記念「清水君のおかげ」

[ 2021年5月24日 05:30 ]

前橋記念を優勝した小倉竜二                               
Photo By スポニチ

 G3前橋記念決勝 小倉竜二(45=徳島・77期)が17年9月の向日町以来、通算8回目の記念優勝を飾った。

 レースは清水―小倉―渡辺―海老根―脇本―東口―阿部―竹内―吉田で周回。残り2周半から脇本―東口が上昇も渡辺―海老根が合わせて前。赤板から脇本―東口が仕掛けると竹内―吉田もすかさず巻き返す。脇本と竹内で先行争いになるが竹内が主導権。さらに渡辺―海老根も仕掛けるが最終H前7番手から清水―小倉―阿部が巻き返す。最終Bでは吉田も番手捲りを打ち激しい踏み合いになるが清水―小倉―阿部で捲りきり直線に向かい小倉が差す。

 小倉は「清水君のおかげです。2日目から清水君と一緒だったので(優勝は)清水君の頑張りに尽きる。(決勝は)ハイペースになってきつかったけど、清水君があおりを受けて(自分が)追いつけてからエアポケットに入った分、差せたと思う」と4年ぶり8回目の記念優勝を冷静に振り返った。

 96年デビューの小倉は98年にふるさとダービー、99年に小倉競輪祭優勝と四国のトップスターとして地位を築き上げた。45歳になった今も安定感ある位置取りと差し脚を発揮する小倉は「近々、G1を取ります」。ベテラン小倉に新たな目標を取り戻させた優勝劇だった。

続きを表示

2021年5月24日のニュース