【三国・G1近畿地区選手権】馬場、イン逃げで初の近畿王者!滋賀支部18年ぶり

[ 2021年2月13日 05:30 ]

ガッツポーズを決めて笑顔の馬場貴也
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 ボートレース三国のG1「第64回近畿地区選手権競走」は最終日の12日、第12Rで優勝戦が行われ、圧倒的な1番人気に支持された馬場貴也(36=滋賀)がインから逃げを決めて完勝。初の近畿地区No・1に輝いた。2着争いは2周1Mで吉川が今垣に競り勝った。

 日本最速タイムを持つ男・馬場に三国の超エース18号機が渡った時点で、この結果は見えていたか。「もちろん最初から良かったんですが、3日目ぐらいから自分好みの乗りやすさも来て、凄い足になってました。前に進み過ぎてFが怖かったぐらいです」。周りからも「馬場選手の足だけは別格」という声。絶対勝たなくては…と、優勝戦前日の寝付きも悪かったという。「自分との闘いでした。勝ててホッとしました。本当に疲れました」は心の底から出た本音だろう。

 昨年8月の地元びわこ周年では涙のG1初Vだったが、今回は笑顔で近畿地区王者に輝いた。

 滋賀支部の選手が近畿地区選手権で優勝するのは03年2月の守田俊介(びわこ開催)以来、18年ぶりだった。「凄く意識しました。今、滋賀支部は丸野(一樹)君が尼崎の周年を制したり、年明けからいい流れですからね。僕も負けられない気持ちになってます。今回の優勝も先輩や後輩、みんながフォローしてくれたから。支部全体で盛り上げていきたい」。この時ばかりは支部長の顔だった。

 今年の目標は言うまでもない。「昨年は出られなかったので、今年はグランプリに絶対に出たいです」と力強く締めくくった。

 ◆次走 優勝した馬場貴也は18日からの大村一般戦に出場し、太田和美、中岡正彦らと激突する。今垣光太郎は17日からの尼崎一般戦で伊藤将吉、稲田浩二らと対決する。吉川元浩と北村征嗣は19日からの平和島一般戦で深井利寿、吉田俊彦、河合佑樹らと対戦。湯川浩司は14日からの住之江一般戦で倉谷和信、木下翔太らと火花を散らし、上田龍星は3月20日からのびわこ一般戦で飯島昌弘、柳沢一らと覇権を争う。

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2021年2月13日のニュース