「レディースVSルーキーズバトル」明日ボートレースとこなめで開幕!

[ 2021年2月2日 05:30 ]

ルーキー世代屈指の旋回力を見せる宮之原輝紀
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 「レディースVSルーキーズバトル」はあす3日、愛知県のボートレースとこなめで開幕する。女子24人とデビュー6年未満の若手男子24人が出場。通常の個人戦と男女対抗の団体戦を行う。過去5戦の団体戦はルーキーズが3勝2敗とリード。一方、個人戦では昨年5月にまるがめで行われた前回戦で平高奈菜がレディース初の優勝を決めているが、今回は実力派の寺田千恵(51=岡山)、山川美由紀(54=香川)がVを狙う。対するルーキーは宮之原輝紀(23)、栗城匠(25)の118期コンビがシリーズをけん引する。

 ルーキーズからは宮之原輝紀、栗城匠、井上忠政のA1級レーサー3人が参戦。注目は16年5月デビューの東京支部118期コンビ、宮之原と栗城。宮之原は一昨年5月にG2江戸川MB大賞、同年9月にはプレミアムG1三国ヤングダービーと特別レースで2度の優出。ルーキー世代屈指の旋回力で19年の最優秀新人選手に輝き東京支部のホープとして全国に名をとどろかせた。現在3期連続でA1級をキープ。安定感も増し堂々の主役候補を担う。

 一歩後れを取っていた印象の栗城だが21年前期適用勝率は自己最高の6・24をマークし初のA1級に昇格。昨年は4月の平和島一般戦で初優勝を果たすと6月の三国一般戦で早々と2度目のV。年に急成長を遂げた栗城がワンランク上の走りを提供する。

 16年11月デビューの井上もA1級の仲間入りを果たし注目レーサーの一人。初優勝は18年の戸田一般戦、2度目は19年のびわこ一般戦。昨年は5度の優出を果たすも優勝なし。そろそろ3度目の優勝を狙いたい。ほか宮之原と同数の通算3Vの実績を誇る畑田汰一(22=埼玉)、地元愛知支部でとこなめ出走回数が多い中村泰平らもVが狙える存在になる。
 
 レディースチームをけん引するのは山川美由紀(54)と寺田千恵(51)の両ベテラン。2人合わせて4500勝以上、レジェンド級の輝きを放つ。ともに女子レーサーの“パイオニア”。寺田は長らくSG戦線で強豪男子と渡り合って、女子選手史上初のSGファイナリスト(01年からつグランドチャンピオン)として歴史に名を刻んだ。昨年は11月のレディースチャレンジカップ(蒲郡)を制し、ただ一人第1回からクイーンズクライマックス“皆勤賞”。女子トップランナーであり続ける。

 “パワークイーン”山川はG1優勝4回。特筆すべきはG1初Vの99年四国地区選手権(鳴門)。猛者たちを押しのけてグレード制導入以降女子選手として初めてG1を勝った。ルーキーズたちが束になってかかってこようと、この2人にはかなうまい。

 地元イチ押しは出口舞有子(28=愛知)。めきめき頭角を現し、昨年はレディースチャンピオンとヤングダービーを初経験した。ヤングダービー(びわこ)では水神祭を含む3勝をマークして女子で多田人取り予選を突破。同年12月の住之江オールレディースで待望の初V。今年も直前のびわこヴィーナスS第20戦で優勝。さらなる飛躍を期待されている。

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