【ゆりかもめ賞】ディープ産駒パープルレディー 目標オークスへ牡馬蹴散らす!奥村武師「芯入ってきた」

[ 2021年2月2日 05:30 ]

ゆりかもめ賞に出走予定のパープルレディー
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 3歳馬にスポットを当てる「Road to Classic」。日曜9R「ゆりかもめ賞」は牝馬のパープルレディーに注目。母メリッサは10年の北九州記念の勝ち馬、兄ミッキーグローリー、カツジも重賞ウイナーという良血馬だ。420キロ前後の小柄馬だが、ムダのないフォームで走りも力強く、前向きな気性が魅力。デビューから全てで2000メートルを使われ、3戦目の前走できっちり勝ち上がった。

 先月27日には初コンビを組む田辺を背に1週前追いを消化し、軽快な動きを披露。奥村武師は「順調ですね。体は大きくなってはいないが、芯が入ってきて、フォームが安定してきた」と成長を語る。牝馬限定戦への出走ではなく、有力牡馬が集まるここをあえて選択したのは、陣営の大きな期待の表れ。「できればオークスにいきたい。距離延長も大丈夫だと思う。相手は強いが、ここが試金石というか、ここで好勝負しないとオークスとか言ってられない」と同師。牡馬を退け、大舞台へ突き進んでいく。

 ▽ゆりかもめ賞 98年以降、主に東京2400メートルで行われている3歳1勝クラスの特別競走(同レースがない年もある)。優勝馬からクラシック優勝馬は出てないが、この時季の3歳では珍しい長距離戦で出世馬が多数出ている。18年優勝馬ブラストワンピースは同年の有馬記念V。02年3着シンボリクリスエスは02&03年天皇賞・秋、02&03年有馬記念(いずれも連覇)のG1・4勝。14年2着ゴールドアクターは15年有馬記念を制した。

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2021年2月2日のニュース