【フェアリーS】大先輩に続け!クールキャットが圧倒ラン

[ 2021年1月8日 05:30 ]

追い切るクールキャット(撮影・西川祐介)
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 【東西ドキュメント・美浦=7日】昼から強風予報が出ていたが、幸い朝は好天で調教日和。小田はクールキャット(フェアリーS)にくぎ付けだった。Wコースで4F52秒0~1F12秒7。前にいたヴェイルオブナイト(3歳未勝利)を一瞬で抜き、10馬身先着の圧巻ラン。騎乗した津村は「体にも心にも余裕が出て凄くいいリズムで走れた。反応も良かった」と成長を感じている。

 奥村武師は「メジロの血統ですからね。距離はもっとあっていいぐらい。1400メートルの新馬戦を勝った時は正直驚いた」と回想した。母メジロトンキニーズはダイヤモンドS2着。4代母メジロアイリスの直子メジロオーロラは、最強ステイヤーのメジロデュレン&マックイーン兄弟を出したメジロ牧場ゆかりの牝系だ。フェアリーSと「メジロ」といえば、テレビ東京賞3歳牝馬S時代の85年優勝馬メジロラモーヌの圧勝劇を小田は鮮明に記憶している。史上初の牝馬3冠に輝いた大先輩の出世レースで、どんな競馬を演じるのか?名門牧場の血を継ぐクールキャットに胸騒ぎしていた。

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2021年1月8日のニュース