【浦和・ゴールドC】ブルドッグボス有終連覇!4角先頭から直線持ったまま圧巻

[ 2020年12月24日 05:30 ]

スポニチ杯ゴールドC連覇達成で有終の美を飾ったブルドッグボス
Photo By スポニチ

 スポーツニッポン杯「第58回ゴールドカップ」(S2)が23日、浦和競馬場で行われた。1番人気ブルドッグボスが4コーナー先頭から押し切って優勝。これがラストランとなっていたが、このレース連覇を達成するとともに、見事な重賞4勝目で有終の美を飾った。

 プラス21キロの馬体重も関係なかった。レースもいつになく積極的。これまでの中団待機から末脚を伸ばす形ではなく、好スタートを切ると内めの3番手をキープしての先行策。3コーナーでハナに立ったノブワイルドに照準を合わせるとゴーサインを出して一気に追い詰めていった。4コーナーで捉え、直線は持ったままで先頭に立つと余裕の手応えで4馬身差をつけてゴールに飛び込んだ。

 手綱を取った御神本も感無量。「スタートはここ何戦かで一番良かったし陣営も素晴らしい仕上げをしてくれた。これまでいい経験をさせてもらって感謝しかない。いい花道をつくれて良かった」と満足そうに振り返った。小久保師も「動ける状態だったので体重増は気にしていなかった。この馬の一番の魅力は“恐ろしいほどの気迫”だった」と振り返った。

 同馬は今後種牡馬(北海道レックススタッド)となる予定。早ければ24年に産駒がデビューする。  

 2着グレンツェント(本田重)あの馬(ブルドッグボス)にあの位置(好位)で競馬されては…。後ろからでは厳しい。

 ◆ブルドッグボス 父ダイワメジャー 母リファールカンヌ(母の父デインヒル) 牡8歳 浦和・小久保智厩舎 馬主・Him Rock Racing HD 生産者・北海道浦河町の鮫川啓一氏 戦績45戦14勝(南関東18戦5勝) 総獲得賞金4億698万1000円 重賞は19年スポニチ杯ゴールドC以来4勝目。

続きを表示

2020年12月24日のニュース