【有馬記念】カレンブーケドール、女王に続く4F51秒6 池添「指示通りの追い切りができた」

[ 2020年12月24日 05:30 ]

サトノエルドール(左)と併せ追い切るカレンブーケドール(撮影・郡司 修)
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 【G1ドキュメント・美浦=23日】有馬記念だけじゃなく、ホープフルSも中山大障害もあるG1追い切りラッシュ。息を切らして右往左往していた浜田だが、カレンブーケドールが登場する午前8時半すぎは坂路モニターから微動だにしなかった。

 新パートナーの池添を背に坂路で併せ馬。サトノエルドール(4歳3勝クラス)を2馬身追走。テンからスピード感満点で4F51秒6~1F12秒5の好時計で楽々と併入した。4F時計はこの日全体で5位タイ。池添は「前の馬について行って、しまいサッと伸ばす感じ。最後の1Fで並びかけていく時の反応が凄く良かったので、あとは無理せず流した。指示通りの追い切りができた」と満足そうに切り出した。さらに「乗りやすい印象だったが、乗り手に素直でイメージ通りだった」と好感触を得た。

 国枝師も「いい感じ。カイバも食べているし、体調はいい」と笑顔。「昨年はアーモンドアイ(1番人気9着)でがっかりしたが、今年は気楽な立場でリベンジできれば。有馬記念4勝のジョッキーが乗ってくれるし、持ち味を引き出してくれれば。アーモンドアイが天皇賞、ジャパンCと勝ってくれたから、最後はこの馬で締めくくりたい」とボルテージを上げた。

 浜田にとってもアーモンドは特別な存在だった。ラストランのジャパンCは自信の◎。指揮官が「最後はこの馬…」と1歳後輩の後継に熱く託す以上、尋常でない意気込みなのは事実。決して軽くは扱えない…。現役屈指のグランプリ男を背に、夢にまで見た悲願G1初制覇の瞬間に立ち会える気がしていた。

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2020年12月24日のニュース