【有馬記念】クロノジェネシス×斉藤崇師、愛弟子と20年締めくくる

[ 2020年12月23日 05:30 ]

洗い場でリフレッシュするクロノジェネシス(撮影・坂田 高浩)
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 【G1ドキュメント・栗東=22日】開門前の朝6時台、まだ寒さを感じる。それでも風はなく、太陽が顔をのぞかせると少し暖かさも感じる。午前10時すぎ、クロノジェネシスを管理する斉藤崇師と厩舎所属の団野らが青空のもとで談笑している。斉藤崇厩舎は今年、キャリアハイのJRA33勝。団野も今年JRA61勝(昨年26勝)と2年目でグングン勝ち星を伸ばした。充実の1年はもうすぐ終わろうとしている。

 クロノジェネシスはこの日、坂路を駆け上がって体を動かした。先週、中山の芝は割と時計がかかっていた。血統背景や道悪での強さから小林は“この馬に有利なのでは?”と斉藤崇師に話を振った。

 「時計が速くても遅くても走っていますからね。馬場は特に気にならない。馬はやるごとに良くなっているし、いつも通りの感じできています。前回は休み明け。その時より体は動いています」

 澄んだ空のようにグランプリ春秋連覇へ向けて曇りはない。一方の団野は今週末、阪神で騎乗する。ヤングジョッキーズシリーズのファイナルラウンドに出場。まずは明日の園田ラウンド2鞍に全力投球だ。

 「年始に立てた年間60勝の目標を達成できて良かったです。本場の競馬で勝てなかったのが、かえって良かったなと思っています。週中のトレーニングや週末の過ごし方を考えるようになりましたからね」

 今年最後の競馬はこの師弟コンビに注目。寒さを吹き飛ばす勢いで、ラストを締めくくってもらおう。

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2020年12月23日のニュース