【京王閣・開設記念】平原、記念24V!“ストップ・ザ・脇本”へ試行錯誤

[ 2020年10月28日 05:30 ]

京王閣記念を優勝した平原康多
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 京王閣記念決勝 平原康多(38=87期)が7月の弥彦以来、通算24回目の記念優勝を飾った。

 レースは村上がスタートを決める。古性―山田―村上―平原―佐藤―成田―松浦―池田―東矢で周回。残り2周半から松浦―池田が上昇、赤板で古性を抑えて前。続いた平原―佐藤―成田が、さらに松浦を抑えて前へ。打鐘から古性―山田―村上が平原を叩いて主導権。4番手以降は平原―佐藤―成田。

 打鐘すぎ4角7番手から松浦―池田が巻き返す。最終2角で山田がけん制するが松浦のスピードが上回る。平原は松浦に続いた池田をさばいて松浦に続く。松浦―平原―佐藤で捲り切って直線に向かい、平原が抜け出して優勝。佐藤2着。

 平原は「できるだけ前にいようと。松浦君より前にいて(松浦が)来たので反応できた」と冷静にレース運びを振り返った。

 「脇本君という強い選手に立ち向かうために、いろいろと試している。8月のオールスターから新しいセッティングや乗り方にしたが、初日が終わり良くなかったので(2日目から)元に戻した。準決勝の感覚は良かったし元に戻った感じ。この後は四日市記念、小倉競輪祭、そしてその先(グランプリ)と続く。これからも(脇本に)挑む姿勢を忘れずに頑張っていきたい」。日本一の脇本を倒すために自転車、セッティング、乗り方、トレーニングと、あらゆる面に全力を尽くす心意気だ。

 優勝した平原、2着の佐藤慎太郎、3着の松浦悠士の次走予定は11月5~8日の四日市記念。

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2020年10月28日のニュース