【関屋記念】夏は牝馬だ!プリモシーン 馬なりラスト1F11秒6で併入 木村師は辛口評価も一変期待

[ 2020年8月13日 05:30 ]

<関屋記念>熱くなれ!ペレ(右)と併せ、追い切るプリモシーン(撮影・郡司 修)
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 夏はやっぱり牝馬だ。サマーマイルシリーズ第3戦「第55回関屋記念」の追い切りが行われ、美浦では重賞3勝の実績を誇るプリモシーンがWコースで併入。陣営の評価は辛口だが、動きは合格点。18年に続く同レース隔年Vを狙う。小倉開幕を飾る「第56回小倉記念」はサマーセントが軽快な動きを披露。前走マーメイドSで重賞初制覇と勢いに乗る4歳馬が、今度は牡馬相手に2つ目のタイトルを目指す。

 真夏の太陽が照りつけるWコースでプリモシーンが躍った。ペレ(4歳2勝クラス)を1馬身追走。馬の真後ろに入れて我慢させ、直線入り口で満を持して進路を外へ。馬なりでラスト1F11秒6まで加速し、ゴールまでびっしり馬体を併せて併入した。

 見た目には合格点の追い切り。だが、木村師の評価は辛口だ。「実戦を想定したが、こちらの提案に馬が乗ってきていない印象を受けた。この暑さで疲れている面もあるのか。必死で頑張っている感じはあるのだが…」。1週前追いは同厩のG1馬ステルヴィオに先行する形で負荷をかけた。「多少雑になってもいいからハードワークにした。これでスイッチが入ってくれれば」。そう希望していたが、師が望む高いレベルでのスイッチが“入った”とのジャッジには至らなかった。

 好調時には「調教師いらず。馬が勝手に走る」と師は語る。戦績を振り返れば、いわゆるムラ駆けタイプ。強烈な切れ味でライバルを圧倒するレースもあれば、上位人気であっさり負けるケースも。「調子の変動の波が大きく、ピークに持っていくのが難しい馬。天国も地獄も味わった」。師はこれまでの経緯を振り返った上で「まだ(調子が)戻り切ったとは言い切れない」と本音を漏らす。

 ただ、重賞3勝の実績は今回の相手なら断然の存在。事実、関屋記念は2年前に優勝しているレースでもある。注目の存在であることは陣営も重々承知している。「これで白旗バンザイしたわけではない。レースまで、まだ数日ある。ファンの方に喜んでもらえるレースができるよう、ベストを尽くしたい」と締めくくった。最終追い後のわずかな時間で、馬が一変するケースは少なくない。あとはレース当日の気配に注目だ。

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