【宝塚記念】クロノジェネシス6馬身差圧勝に北村友「本当に強かった。終始リズムよく回れた」

[ 2020年6月28日 16:20 ]

<阪神11R・宝塚記念>ウイニングランを行うクロノジェネシスと笑顔の北村友一騎手(撮影・亀井 直樹)
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 今年上半期を締めくくる「第61回宝塚記念」(G1、芝2200メートル)が28日、阪神競馬場で行われ、北村友騎乗の2番人気クロノジェネシス(牝4=斉藤崇)が優勝した。牝馬の優勝は昨年のリスグラシューに続き史上5頭目。勝ちタイムは2分13秒5。

 レースは中団につけ、3コーナー付近から上昇したクロノジェネシスが直線でキセキ、ラッキーライラックを競り落とし、6馬身差をつけて完勝した。

 デビュー戦から全11戦で手綱を取る北村友はレース後「本当に強かったです。はい」と第一声。この日の雨でやや重でのレースとなったが「そこはもう馬場とか周りの馬とか気にせず、自分の馬だけ信じて乗れればいいとそれだけ思っていた。スタートが決まったのがすごく大きい。折り合える位置でリズムよく運べていたので終始手応えよくリズムよく回ってこれた」と道中を振り返り、最後の直線では一完歩ごとにリードを広げる圧勝に「手応えが十分でした。絶対伸びてくれると思った。馬が期待に応えてくれた」と、パートナーを称えた。

 昨年の秋華賞以来となるJRA・G1通算2勝目。今年はG2京都記念を制して臨んだG1大阪杯でラッキーライラックに屈しての2着だったが、見事に雪辱を果たした。「体重が示す通り、プラス10キロでパワフルになったし、太め感もなくうまく調整してもらった」と、厩舎スタッフに感謝した北村友。最後には「たくさんの支持をいただいて結果を出せてよかった。うれしいの一言、感謝の言葉に尽きる。クロノジェネシスにフォーカスを当ててほめて欲しい」と喜びの言葉で締めくくった。

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