【ファルコンS】ガーネット牡馬斬り重賞初制覇 16年ぶりに牝馬が制す

[ 2020年3月15日 05:30 ]

ゴール前の叩き合い制し1着のシャインガーネット(撮影・後藤 大輝)
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 1400メートルの3歳重賞「ファルコンS」が中京競馬場で行われ、6番人気の牝馬シャインガーネットが初重賞を手にした。牝馬のVは04年キョウワハピネス以来、16年ぶりとなった。

 実力派の牡馬をまとめてねじ伏せた。ゲートをポンと出て5、6番手で折り合いに専念。絶好の手応えから外に出すとエンジンが点火した。雨上がりの重い芝も苦にせず、最後は内で抵抗するラウダシオンをねじ伏せた。

 田辺は「正攻法でいくと味がない。前に壁をつくった。フットワークがいいし元々、稽古でメチャクチャ動くから期待していた」。フィリーズレビューには登録せず、ここ一本に絞っての重賞制覇。栗田師は「正直、前走(フェアリーS2番人気4着)の敗因がつかめなくて…。左右の回りは気にならないが、もう一度、左回りの走りを見たくて中京にした」。これがズバリ。2走前の赤松賞に続く左回りでの勝利で賞金を加え、GIへの道を切り開いた。再び右回りにチャレンジして桜花賞(4月12日、阪神)か、それとも左回り狙いでNHKマイルC(5月10日、東京)か。指揮官は「様子を見て考える」と話すにとどめた。3歳マイル戦線に新たな女王候補が誕生した。

 ◆シャインガーネット 父オルフェーヴル 母ベルベットローブ(母の父ゴーンウエスト)牝3歳 美浦・栗田厩舎所属 馬主・山口功一郎氏 生産者・北海道安平町ノーザンファーム 戦績4戦3勝 総獲得賞金6125万9000円。

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