【阪神SJ】トラストいざ2強食い 長谷川師「切れっ切れの動き」

[ 2020年3月12日 05:30 ]

 【東西ドキュメント・栗東=11日】JRA賞最優秀障害馬は昨年がシングンマイケルで、16~18年はオジュウチョウサン。阪神SJは2頭の初対決に注目が集まるが、菱田はトラスト(牡6=長谷川)の一角崩しがある!?と期待している。

 長谷川師はトラストの足跡を振り返り「南関東でデビューし、札幌2歳Sを勝って中央入り。その後は苦しんだけど、障害転向がマッチしたから今がある」と“叩き上げ”を地でいくことに感慨深げ。前任の指揮官が師匠の中村均元調教師だから師弟のバトンタッチ劇も含めると、ドラマチックな材料が多分にある。

 追い切りは坂路4F52秒6~ラスト11秒9。「切れっ切れの動きやったね」と目を細めてから、2強相手の戦略を練った。「コース、距離、障害の数と、こっちは初物尽くし。(鞍上の)熊沢さんに全てお任せ。前走の感じなら前半は折り合って控えることができるかも」。単なるチャレンジャーではない。いざ、勝負に出る。

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2020年3月12日のニュース